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社会福祉法人 同愛記念病院

後期臨床研修病院研修ガイド臨床研修病院研修ガイド

初期臨床研修病院研修ガイド

同愛記念病院の特色

同愛記念病院は東京墨東地区の基幹病院として21科403床(一般病床 373床、療養病床 30床)で各科の緊密な連携のもと、地域に密着して機能を発揮している。また、開院当初より気管支喘息をはじめとするアレルギー・呼吸器疾患の専門病院として知られ、成人、小児を問わず多くの実績と高い評価を受けてきた。外科系では内視鏡手術を各科で積極的に行っており、外科では胆石症など良性疾患ならびに消化器癌や肺癌に実施、整形外科では大相撲力士や他のスポーツ選手を中心に関節鏡視下手術は年間130例を越える。また、泌尿器科でも内視鏡手術が治療の主役となっており、腎・尿管結石破砕術も早くから手がけている。そして外来部門はCT、MRI、多目的血管造影装置等々の医療機器を利用し、各科が各種の専門外来を設け、きめ細かく対応している。特に生活習慣病、喘息、睡眠時無呼吸、スポーツ、めまい、ストーマ、不妊、ED等々の専門外来は近隣の医療機関から期待されている。
また、同一敷地内に30床の介護療養型病床、100床の特別養護老人ホーム(同愛記念ホーム)を併設して、今後高齢化が予想される地域社会のニーズにも対応している。

同愛記念病院の後期臨床研修

1.研修プログラムの目標と特徴

同愛記念病院の研修プログラムは、地域医療を担う基幹病院としての豊富で多彩な症例を活かし、各科の緊密な連携のもとに、具体的に設定した医療上の行動目標、経験目標に基づいて研修することを特徴とし、全人的な医療を親切で適切に行える診療能力(態度、技能、知識)を身につけることを到達目標に前期・後期とも臨床研修を行っている。しかし、後期研修では先進医療の実践につとめ、各診療科の学会が認定する認定医や専門医を取得できるさまざまな症例を経験し、診療力を養うことも到達目標にしている。

外科 日本外科学会認定医制度修練施設
日本外科学会専門医制度修練施設
日本消化器外科学会専門医制度修練施設
日本大腸肛門病学会専門医修練施設
日本形成外科学会教育関連施設
内科 日本内科学会認定医制度教育病院
日本血液学会認定専門教育施設
日本循環器学会指定循環器専門医研修施設
日本消化器病学会認定施設
日本肝臓学会専門医制度認定施設
日本消化器内視鏡学会指導施設
アレルギー・呼吸器科 日本アレルギー学会認定教育施設
日本呼吸器学会認定教育施設
日本感染症学会認定教育施設
日本呼吸器内視鏡学会認定教育施設
泌尿器科 日本泌尿器科学会専門医教育施設

2.臨床研修医の指導体制

臨床研修医の研修が適切かつ順調に行われるよう、各科指導医、指導科は努力する。また院内では研修管理委員会が適宜開催され、研修プログラムの運用状況や問題点、研修医の要望や日常を含めた全体的な問題点などについて各科指導医とともに検討する。
指導医は臨床経験7年以上で、プライマリケアの指導を行える経験を有し、指導時間を充分確保できる医師として指導者研修会受講などの要件を満たし、各診療科の認定医、専門医資格を有することを条件に各科に配置されている。

3.後期臨床研修計画

臨床研修期間は3年である。研修プログラムは臨床各科の作成したプログラムに一任する。後期研修の前半で複数科の研修を臨床研修医が希望した場合は指導科、研修管理委員会が検討する。臨床研修医が各科の認定医、専門医取得を目的に院外での研修を希望する場合は、指導科、研修管理委員会により考慮される場合がある。

4.医療安全のための体制

医療に係わる安全管理者が院内各職場に任命され、医療事故防止委員会が常設され、定期的に、あるいは適宜開催されており、インシデント・アクシデントレポートが各職場より提出され、個々の事例について検討している。

5.臨床研修に必要な施設など

図書室があり、臨床研修に必要な図書、医学雑誌が整備されている。診療記録管理室があり、組織的に病歴管理が行われている。また、インターネット使用環境が整備され、様々なホームページにアクセス可能で、文献も検索出来る。

6.研修の評価と修了認定

指導医は研修期間において臨床研修医の観察、指導を行い、行動目標、到達目標に達しているかなどの評価を行う。評価は指導医だけでなく、パラメディカルスタッフからも幅広く意見を求め、行われる。このことは臨床研修医側からも同様である。
そして後期臨床研修が終了して時点で、指導医および指導科は臨床研修医の目標達成度、各診療科での評価などを参考にして研修管理委員会とともに総合評価を行い、病院長は総合評価をもとに研修修了証書を交付する。

同愛記念病院研修管理委員会より

平成16年に新医師臨床研修制度が始まって今までになく多くの医師が大学以外の病院で初期研修を行い、平成18年4月にはじめての初期臨床研修修了者が後期臨床研修に進みました。
ところで、後期臨床研修に何を求めるか各研修医一様ではないと思いますが、選択された進路から推測すると大学や大きな臨床研修病院以外の病院に対する研修医の期待は初期臨床研修に比べ著しく低いことが解りました。
しかし、臨床医を将来の進路として選択する研修医が前後期一貫した臨床研修を市中の臨床研修病院で行う意義は少なくないはずです。同愛記念病院では医師として柔軟性のある時期に科別の枠に左右されず、各科連携のもとに臨床を経験し、適切で親切な医療を行うことができる臨床医に育つだけでなく、結果的に各領域の専門医を標榜できる学会認定医(専門医)も取得可能な研修を目標としています。
臨床医をめざす研修医の諸君はまず一度同愛記念病院を見に来て下さい。後期臨床研修について話しましょう。指導医が納得いくまで付き合います。