本文へ

メニュー

文字
サイズ

標準

メニュー

社会福祉法人 同愛記念病院

不整脈部門カテーテルアブレーション, ペースメーカ治療

不整脈治療について詳しくはこちらをご覧ください

概要


  • 循環器内科 不整脈診療部門 を開設しました。

  • 日本不整脈心電学会認定不整脈専門医研修施設 に認定されました。
    日本不整脈心電学会認定不整脈専門医研修施設証 日本不整脈心電学会認定不整脈専門医研修施設証

不整脈にはたくさんの種類があり、動悸・息切れ・めまい・ふらつき などの多彩な症状をきたします。不整脈の治療法は、重症度や症状の程度によって決められます。重篤な不整脈は、意識消失や突然死のリスクがあり、早期の治療が必要になります。

とくに心房細動は高齢化とともに急速に増加している不整脈です (本邦の患者数は約100万人)。 動悸・脈の乱れ・胸の不快感などは典型的な症状ですが、まったく無症状の人もいます。心房細動自体は直接生命にかかわることはありませんが、脳梗塞や心不全を引き起こすこともあるので放置できない不整脈です。

不整脈の治療は、薬を使った治療(薬物治療)の他に、頻脈性不整脈に対するカテーテルアブレーション(心筋焼灼術)、徐脈性不整脈に対するペースメーカ治療があります。

カテーテルアブレーションとは、カテーテルという細い管を心臓内に入れて、不整脈の原因となっている部分に通電を加えて小さなやけどを作り(焼灼)、異常な電気信号を抑える治療法です。薬物治療が不整脈の症状を抑えることを目的とした治療(対症療法)であるのに対し、アブレーションは不整脈の根治を目指す治療です。

不整脈領域におけるテクノロジーの進歩は目覚ましく、治療の安全性・有効性が向上し、アブレーション治療の適応も拡大しています。当院では、最先端の3Dマッピングシステム(CARTO3 ver7)を導入し、不整脈の詳細な診断を行い、血管撮影装置による被曝も最小限に抑えています。

当院では患者さんが苦痛・不安を感じないことを目指し、術中の麻酔管理として、全身麻酔下のアブレーションを行っています。患者さんの状態によっては、局所麻酔と静脈麻酔を併用した中等度-深鎮静を行います。全身麻酔を行うことで、術中の苦痛を排除するだけでなく、呼吸も安定し、治療成績や安全性が向上します。とくに睡眠時無呼吸症候群があり鎮静中に呼吸が不安定になることが予測される方や、長時間の手術が予想される方では全身麻酔を行います。痛みに対する恐怖心から全身麻酔を希望される方も全身麻酔を選択することは可能です。

カテーテルアブレーションは安全性の高い治療法ですが、極めて少ないながら、合併症が生じる可能性があります。万が一合併症が起こり、緊急手術が必要な場合でも、心臓外科のバックアップ体制をとっています。

不整脈診療部門では、医師・看護師・臨床工学技士からなる専門チームが、患者さん個々の病状に応じて、よりよい治療法をご提案いたします。

不整脈で不安や気になることがあればどうぞお気軽にご相談ください。

治療実績

カテーテルアブレーション 症例数のグラフ
ペースメーカ治療 症例数のグラフ
診療科・部門のご案内