認定看護師だより

認定看護師の活動について

皮膚・排泄ケア認定看護師/石橋敏江(2006年)

「ストーマケアを何とかしたい」との思いで認定看護師をめざし、今もその気持ち忘れずに、ストーマケアや褥瘡や瘻孔、創傷ケア、失禁ケア、フットケアなどスキンケアに関するケア領域の相談に対応しています。外来では、外科・泌尿器科のストーマ外来を担当し、入院から退院後の継続ケアを行っています。褥瘡では院内の褥瘡対策チームの調整を行い、褥瘡回診やドレッシング材の選択、褥瘡予防に取り組んでいます。また、院内の皮膚・排泄ケア領域のケア向上のため、勉強会を開催し、看護師の知識・技術の向上に努めています。

がん化学療法認定看護師/樽見千瑞(2010年)

現在、外来化学療法室に勤務しております。
化学療法は入院から外来に移行し、多くの患者さんが自宅で日常生活を送りながら、抗がん剤治療を行っています。患者さんが安全、安楽に治療を継続していけるよう、患者さん・ご家族に副作用の説明や対策についてお話をしています。治療中は不安に思っていることを気軽に話せるような雰囲気に配慮して関わっております。
また、化学療法に携わる看護師が安心して化学療法看護ができるよう、勉強会の企画・運営を行っています。

感染管理認定看護師/福山久恵(2011年)

感染管理加算がきっかけとなり、2012年5月より専従になりました。病院は免疫力が低下している患者さまも多く日和見感染発生する可能性は高くなります。私たち医療従事者が、感染源とならないように現在、手に趣を置いて手指衛生の教育に取り組んでいます。また、環境からの感染防止のため環境整備ができているか、感染対策チームの一員として院内に感染が蔓延する危険がないかを院内をラウンドしています。病院にかかわる人々が安全に過ごせるように援助できるよう、感染対策チームで会議を開き、問題点について検討し解決していけるよう当該部署に働きかけています。ICTニュースを作成し、各部署に配布し、共通理解ができるよう呼びかけています。院内感染防止のための学習会開催し、知識の向上が図れるような取り組みも行っています。

緩和ケア認定看護師/小野貴代(2012年)

緩和ケア=ターミナルケア(終末期医療)ではありません。
あなたがあなたらしく生きていくためにサポートしていく医療が緩和ケアです。

緩和ケアは治療が困難な患者さんに行われるというイメージがありますが、実際は治療と並行して行われます。命を脅かす疾患による問題に直面している患者さんやご家族の辛さを和らげ、その人らしさを大切にする考え方です。
その考え方に基づき、当院でも「緩和チーム」が活動を始めました。「緩和チーム」は病気や治療の時期に関わらず、患者さんの体の辛さ(痛み・息苦しさ・嘔気など)やこころの辛さ(不安・不眠など)を和らげるために担当スタッフと一緒に対応します。またご家族の辛さ悩みのサポートも行います。様々な問題に対応して行くために、当院の「緩和チーム」は内科・外科・精神科の医師、緩和ケア認定看護師、緩和ケアリンクナース、薬剤師、ソーシャルワーカー、事務員で構成されています。
緩和ケアについて話を聞きたい、緩和を希望される時には主治医・看護師・医療相談室にお尋ね下さい。

認知症看護認定看護師/栁澤敏江

超高齢化社会に伴い、認知症の方が肺炎・心不全・骨折・尿路感染等で緊急入院することが多くなっています。認知症を有する方が入院という慣れない環境や身体症状による苦痛がある中で、治療を受けることは大きな不安や恐怖を伴いストレス状態となることでBPSD(行動・心理症状)が出現します。そのようなことが生活の質を低下させる要因にもなりますので、患者さんが出すサインや家族からの情報をもとに入院生活をどのように過ごせばよいかを考え支援しています。また、援助者も環境の一部であることを理解してもらえるよう関わり、病棟スタッフと情報共有を密に行いながらサポートしています。そして、地域での生活を見据えて多職種との連携も大切にしています。

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