膵臓ドック
MRIを用いた膵臓の断面像と膵管や胆管の摘出を行う検査(MRCP)についてのお知らせです。2023年12月から新設いたしました。
膵がんとはどのような病気か
膵がんは早期診断が難しい難治性がんの代表です。最新のがん統計(2021年)では膵がんで死亡するリスクは、男性で45人に1人、女性で47人に1人となっており、男性では、前立腺がんで死亡するリスクより高く、女性では胃がんや乳がんより高いものとなっています(https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html)。
早期には自覚症状に乏しいことも多く、早期発見が予後改善に重要なことから、日本膵臓学会の膵癌診療ガイドライン2022年版でも、膵がんの発見に、健診‣検診・人間ドックの役割が期待されています。
料金
27,000円
※追加検査の料金は以下のとおりです
膵関連腫瘍マーカー測定 3,400円
(アミラーゼ、DUPAN-2, SPan-1, CA19-9を測定します)
腹部エコー検査 6,600円
実施日時
月曜日・火曜日・水曜日・木曜日・金曜日・土曜日
10:00、10:30開始
※完全予約制です
オンラインでの予約
オンラインでのご予約も可能になりました。ご利用ください。
オンライン予約ではVポイントが貯まります
検査内容
膵臓がんの死亡者は年間の死亡者数が40,000人を超え、胃がんを抜いてがんの種類別死亡者数が3位となりました。膵臓は画像的に見えにくい場所に位置しており、腹部エコーでも全体像をつかみにくい臓器です。
膵臓ドックはMRIによる検査です。放射線被ばくもなく、造影剤も使わない、安心して受けていただける検査です。
腹部MRI検査とMRCP検査を行います。
腹部MRI検査
膵臓自体を断層画像として描出します。膵臓、胆嚢のほか、肝臓、腎臓、脾臓などが明瞭に撮像されます。
MRCP検査
膵管や胆のう・胆管を映し出します。膵管の構造の「みだれ」や、膵臓の内部や周囲にできる「のう胞性病変」の描出に優れます。
検査でわかること
MRCP検査でわかる代表的な病気
- 膵臓がん
- 胆管がん
- 胆嚢がん
- 膵嚢胞性疾患
- 胆石や総胆管結石
(注) 膵臓ドックは、早期の膵がんを含めた上記の疾患を必ず発見することを保証するものではありません。
結果
2週間前後で郵送いたします
MRI検査を受けられない方
MRIは磁場を使った検査のため、以下の条件に合致する方は検査を受けられません。
- 心臓ペースメーカー、植込み型除細動器、人工内耳・義眼の方
- 体内に金属類(※)を有している方
(※)脳動脈クリップ、消化管クリップ、心臓人工弁、プレート、ステント、人工骨頭・関節、刺青など
また、
- 妊娠、または妊娠されている可能性のある方
- 狭いところが苦手で閉所恐怖症の方なども、MRI検査が難しいことが少なくありません。
人間ドック受信後の後日の結果説明について
結果が郵送された後、ご希望される方に、後日、下記の時間に健診センターに来所にて、医師から直接結果を説明します。
後日説明の期間は、膵臓ドック受診後、3か月以内が目途です。
郵送しております結果を持参ください。
曜日 | 月曜日~木曜日 |
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時間 | 13:00~16:30(受付は16:00まで) |
以下のいずれかの方法で予約してください。
- 膵臓ドック予約時(お電話)
- 膵臓ドック受診時)健診センター受付)
- 結果送付後(お電話)