呼吸器内科人を対象とする医学系研究に関する情報公開
非小細胞肺癌(切除及び根治照射不能Ⅲ期、Ⅳ期もしくは術後再発)と診断され、2021年1月1日から2024年12月31日までの期間で進行・再発としての1次治療開始前にマルチプレックス遺伝子検査を保険診療下で行った患者様のデータ収集
2025年 7月18日
このたび、当院にて進行・再発非小細胞肺癌に対して実地臨床でマルチプレックス遺伝子検査を実施した患者さんを対象に遺伝子変異/転座の陽性頻度と陽性者の患者背景、各種分子標的治療薬等の投与状況及び治療効果に関するデータを収集し、実態を調査いたします。当研究により皆様に新たに生じるご負担は一切なく、また新たに検査を追加することもございません。また、扱う診療情報には、氏名、住所等は含まれず、直接的に個人を特定される情報を扱うこともございません。加えて、取り扱う情報につきましてはプライバシー保護につきまして最善を尽くします。本研究は、当院倫理委員会にて承認されました研究計画書に基づき実施されます。
本研究に関してご質問のある方や、本研究への協力を望まれない方につきましては、お手数でございますが下記お問い合わせ先までご連絡くださいますようお願い申し上げます。
本研究は、皆様の過去の診療情報を解析することで、同じ疾患に悩む患者様の治療改善のために役立つものと考え実施されます。何卒、ご理解ご協力のほど宜しくお願い申し上げます。
1.対象となる方
当院で非小細胞肺癌(切除及び根治照射不能Ⅲ期、Ⅳ期もしくは術後再発)と診断され、2021年1月1日から2024年12月31日までの期間で進行・再発としての1次治療開始前にマルチプレックス遺伝子検査を保険診療下で行った患者様
2.研究課題名
非小細胞肺癌に対するマルチプレックス遺伝子検査の実態調査研究(TORG2543)
3.研究実施機関
同愛記念病院、北海道がんセンター、手稲渓仁会病院、他全国医療機関
4.本研究の意義・目的・方法
進行・再発非小細胞肺癌に対して実地臨床でマルチプレックス遺伝子検査を実施した患者さんを対象に遺伝子変異/転座の陽性頻度と陽性者の患者背景、各種分子標的治療薬等の投与状況及び治療効果に関するデータを収集し、実態を調査することを目的としています。
5.協力をお願いする内容
カルテ上の診療記録、検査データ、画像データ等を当院担当医師が閲覧し、治療効果と関連する項目を調査、集計させていただきます。参加にご協力いただけない場合には、同愛記念病院呼吸器内科または主治医にご連絡くださいますようお願い申し上げます。
6.本研究の実施期間
2025年7月17日から2026年6月まで
7.プライバシーの保護について
本研究で扱う患者さんの個人情報は、患者番号のみです。その他の個人情報(住所、氏名、電話番号など)は一切取扱いません。本研究で扱う診療情報は個人を特定されうる個人情報は全て削除され、匿名化されます。個人情報と匿名化データをつなげる情報(連結情報)につきましては、本研究の情報管理者が研究終了で厳重に管理し、研究に関してデータの確認が必要と判断された場合にのみ参照します。多施設研究であるため匿名化されたデータを提供することがありますが、匿名化部分のみとしプライバシーは完全に保護された状態にて提供されます。
8.研究責任者・研究事務局
研究責任者: 北海道がんセンター呼吸器内科 水柿秀紀
研究事務局: 手稲渓流仁会病院呼吸器内科 関川元基
9.問い合わせ
〒130-8587
東京都墨田区横網2-1-11
同愛記念病院
電話:0570-200678 Fax:03-5608-3211
呼吸器内科 笹田真滋 風張広樹
『呼吸器疾患の診断および治療成績、予後に関する観察研究』へのご協力のお願い
2023年4月27日
本研究の意義について
同愛記念病院呼吸器内科では、呼吸器疾患の病態を調べることで原因を明らかにし、それらの科学的な根拠に基づいて、正しく診断し、より有効な治療方法を確立することを目的として、さまざまな研究を行っています。このような研究活動の基礎になるのが、実際に当科を受診され診療を行った患者さんの診療録(カルテ)の情報です。診療録に記録されている各種の臨床情報、検査結果、治療内容や経過などの医学情報は、病気の解明のために大変貴重なものです。
目的・方法について
当科では、呼吸器疾患の診断(気管支鏡、胸腔鏡検査など)および治療成績(治療効果、有害事象など)について、日常診療で得られた情報(問診、診察所見、各種検査結果、経過など)を外来および入院カルテから収集し、検討しています。対象となるデータは、問診内容や診察所見、投薬内容、疾患名、各種検査結果、処置内容など、通常診療の範囲内において記録されたデータです。この研究は、過去の診療記録を用いて行われますので、該当する方の現在・未来の診療内容には直接の影響を与えませんし、不利益を受けることもありません。
プライバシーの保護について
解析にあたっては、氏名・生年月日・住所・電話番号・ID番号などの個人情報はすべて匿名化させていただき、その保護には十分配慮いたします。医学の発展のために、学会や学術論文などで研究成果を発表する際には、個人の特定が可能な情報はすべて削除いたします。
この研究に関して不明な点がある場合、あるいはデータの利用に同意されない場合には、以下にご連絡いただきたいと思います。なお、本研究は当院の倫理審査委員会の承認を得ております。また、この研究への参加をお断りになった場合にも、将来にわたり診療上の不利益を被ることはありません。
問い合わせ
〒130-8587
東京都墨田区横網2-1-11
同愛記念病院
- 電話
- 0570-200678
- Fax
- 03-5608-3211
- 担当医師
- 呼吸器内科 笹田真滋
『呼吸器疾患における1.1mm極細径クライオプローブを用いたガイドシース下経気管支生検(ultra-thin cryobiopsy through a guide sheath: GS-UTCB)の安全性と有効性に関する研究』 へのご協力のお願い
2023年2月24日
本研究の意義について
当科では,患者さんの呼吸器疾患を診断するため,侵襲性の少ない呼吸器内視鏡検査(気管支鏡検査,胸腔鏡検査)を行っております.呼吸器内視鏡検査では,気管支内腔などの観察の他,病変組織を挟んで採取する生検を行っております.通常の生検鉗子は,検体サイズが小さい点,生検時に挫滅しやすい点等から,適切な診断が難しい場合があります.近年,器具先端で組織を凍結し,物理的に引き離すことで,より大きい検体が採取できる「クライオプローブ生検法」という方法が開発され,日常診療で用いられています.クライオプローブ生検法での診断率は良好である,とされています.一方,従来の鉗子生検法と比べ,やや出血しやすいことが報告されています.我々の施設では,クライオプローブにガイドシースという鞘を組み合わせて,出血の合併症を少なくし,安全にクライオプローブ生検を行う試みを行っております.本研究は,当院で行われたガイドシースを用いたクライオプローブ生検を受けた患者さんの診療録を調査し,今後の検査の改善に役立つ知見を得ることを目的としております.
研究の目的
クライオプローブを用いたガイドシース下経気管支生検の安全性と有用性について検討します.
研究方法
日常診療で行われた呼吸器気管支鏡で得られた検体や,カルテに記載されている診療情報などのデータを収集して行います.本研究では,通常診療上の必要により,施行された気管支鏡検査による検体を用いるため,新たにご負担いただくことはありません.
プライバシーの保護について
収集されたデータは全て匿名化し,個人情報が特定されることはございません.学会や学術論文などで研究成果を発表する際にも,個人の特定が可能な情報は含まれません.本研究は当院の倫理審査委員会の承認を得ております.
この研究に関して不明な点がある場合,あるいはデータの利用に同意されない場合には,以下にご連絡いただきたいと思います.また,この研究への参加をお断りになった場合にも,将来にわたり診療上の不利益を被ることはありません.
連絡先
〒130-8587
東京都墨田区横網2-1-11
同愛記念病院
- 電話
- 0570-200678
- Fax
- 03-5608-3211
- 担当医師
- 呼吸器内科 笹田 真滋