呼吸器内科人を対象とする医学系研究に関する情報公開
『呼吸器疾患の診断および治療成績、予後に関する観察研究』へのご協力のお願い
2023年4月27日
本研究の意義について
同愛記念病院呼吸器内科では、呼吸器疾患の病態を調べることで原因を明らかにし、それらの科学的な根拠に基づいて、正しく診断し、より有効な治療方法を確立することを目的として、さまざまな研究を行っています。このような研究活動の基礎になるのが、実際に当科を受診され診療を行った患者さんの診療録(カルテ)の情報です。診療録に記録されている各種の臨床情報、検査結果、治療内容や経過などの医学情報は、病気の解明のために大変貴重なものです。
目的・方法について
当科では、呼吸器疾患の診断(気管支鏡、胸腔鏡検査など)および治療成績(治療効果、有害事象など)について、日常診療で得られた情報(問診、診察所見、各種検査結果、経過など)を外来および入院カルテから収集し、検討しています。対象となるデータは、問診内容や診察所見、投薬内容、疾患名、各種検査結果、処置内容など、通常診療の範囲内において記録されたデータです。この研究は、過去の診療記録を用いて行われますので、該当する方の現在・未来の診療内容には直接の影響を与えませんし、不利益を受けることもありません。
プライバシーの保護について
解析にあたっては、氏名・生年月日・住所・電話番号・ID番号などの個人情報はすべて匿名化させていただき、その保護には十分配慮いたします。医学の発展のために、学会や学術論文などで研究成果を発表する際には、個人の特定が可能な情報はすべて削除いたします。
この研究に関して不明な点がある場合、あるいはデータの利用に同意されない場合には、以下にご連絡いただきたいと思います。なお、本研究は当院の倫理審査委員会の承認を得ております。また、この研究への参加をお断りになった場合にも、将来にわたり診療上の不利益を被ることはありません。
問い合わせ
〒130-8587
東京都墨田区横網2-1-11
同愛記念病院
- 電話
- 0570-200678
- Fax
- 03-5608-3211
- 担当医師
- 呼吸器内科 笹田真滋
『呼吸器疾患における1.1mm極細径クライオプローブを用いたガイドシース下経気管支生検(ultra-thin cryobiopsy through a guide sheath: GS-UTCB)の安全性と有効性に関する研究』 へのご協力のお願い
2023年2月24日
本研究の意義について
当科では,患者さんの呼吸器疾患を診断するため,侵襲性の少ない呼吸器内視鏡検査(気管支鏡検査,胸腔鏡検査)を行っております.呼吸器内視鏡検査では,気管支内腔などの観察の他,病変組織を挟んで採取する生検を行っております.通常の生検鉗子は,検体サイズが小さい点,生検時に挫滅しやすい点等から,適切な診断が難しい場合があります.近年,器具先端で組織を凍結し,物理的に引き離すことで,より大きい検体が採取できる「クライオプローブ生検法」という方法が開発され,日常診療で用いられています.クライオプローブ生検法での診断率は良好である,とされています.一方,従来の鉗子生検法と比べ,やや出血しやすいことが報告されています.我々の施設では,クライオプローブにガイドシースという鞘を組み合わせて,出血の合併症を少なくし,安全にクライオプローブ生検を行う試みを行っております.本研究は,当院で行われたガイドシースを用いたクライオプローブ生検を受けた患者さんの診療録を調査し,今後の検査の改善に役立つ知見を得ることを目的としております.
研究の目的
クライオプローブを用いたガイドシース下経気管支生検の安全性と有用性について検討します.
研究方法
日常診療で行われた呼吸器気管支鏡で得られた検体や,カルテに記載されている診療情報などのデータを収集して行います.本研究では,通常診療上の必要により,施行された気管支鏡検査による検体を用いるため,新たにご負担いただくことはありません.
プライバシーの保護について
収集されたデータは全て匿名化し,個人情報が特定されることはございません.学会や学術論文などで研究成果を発表する際にも,個人の特定が可能な情報は含まれません.本研究は当院の倫理審査委員会の承認を得ております.
この研究に関して不明な点がある場合,あるいはデータの利用に同意されない場合には,以下にご連絡いただきたいと思います.また,この研究への参加をお断りになった場合にも,将来にわたり診療上の不利益を被ることはありません.
連絡先
〒130-8587
東京都墨田区横網2-1-11
同愛記念病院
- 電話
- 0570-200678
- Fax
- 03-5608-3211
- 担当医師
- 呼吸器内科 笹田 真滋