平成28年度 社会福祉法人同愛記念病院財団同愛記念病院 臨床指標

◆臨床指標(クリニカルインディケーター)とは、病院の様々な機能を適切な指標を用いて表したものであり、これを分析し、改善することにより医療サービスの質の向上を図ることを目的とするものです。
◆平成28年度の診療報酬改正では、DPC制度(診断群分類による1日当たりの定額報酬制度)(注1*
 に基づいたDPCデー タを公表することが義務付けられております。
   (注1)DPC(診断群分類別包括制度)は、DPC(Diagnosis Procedure Combination)の略で、
     医師が決定した主病名に基づき、入院患者さんの一連の医療行為を、国で定めた
     1日あたりの定額の点数から入院医療費を計算する制度です。
◆指標の主な定義
 ・平成28年度(平成28年4月~平成29年3月)に当院の一般病棟を退院された患者さんのデータが対象になります。
 ・厚生労働省へ提出しているDPCデータを基に作成しております。
 ・10未満の数値の場合は、-(ハイフン) を記入しています。(患者さんが特定される可能性があるためです。)
 ・DPC臨床指標の公開にあたり、医療機関ホームページガイドラインを遵守しております(補足1*)。
  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞のICD10別患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 668 252 366 570 625 748 1,556 2,032 1,332 305
平成28年度のDPC対象全退院患者数は8,454人と、平成27年度と比べて380人増加(+5%)しました。当院の入院患者さんは、60歳以上の占める割合が全体の61.8%と高く、前年度と比較して特に80歳以降の高齢者退院数が+12%増加しました。60から70歳代では、狭心症などの虚血性心疾患や泌尿器科領域での炎症性・腫瘍性疾患、変形性関節症や骨折例が多く、80歳代以降では誤嚥性肺炎などの下気道炎症性疾患が主体となっております。一方、0~9歳の退院患児数も前年度比+22%と増加傾向にあります。分娩件数の増加を背景に、妊娠糖尿病や高血圧、甲状腺疾患合併妊娠等、新生児に障害を起こす危険性の高い分娩(ハイリスク妊娠)が増加し、小児科管理入院を要する新生児数が増加したことによります。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
170020xxxxxx0x 精神作用物質使用による精神および行動の障害 副傷病なし - - 2.60 - - -
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし - - 17.95 - - -
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし - - 12.43 - - -
180010x0xxx2xx 敗血症(1歳以上) 手術・処置等2-2あり - - 34.89 - - -
050130xx9702xx 心不全 その他の手術あり 手術・処置等1-なし、1あり 手術・処置等2-2あり - - 41.47 - - -
当科は,内科が各専門科に分かれたときにできました。その目的は,初診患者さんの待ち時間の短縮や院内各科との橋渡し・調整にあります。平成28年度は,救急車の受け入れ増加に伴い,急性アルコール中毒や軽症の心不全,尿路・腎臓の感染症につきましても尿路の閉塞機転が無く,高度腎機能障害を伴わない症例に対して診療を行ってまいりました。
アレルギー科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 30 21.80 21.25 0 85.73 0.00%
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 25 4.52 3.68 0 71.92 0.00%
0400801499x002 肺炎等 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし A-DROP スコア2 25 15.72 15.29 0 82.60 0.00%
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2なし 24 16.04 19.92 0 73.25 0.00%
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2なし 副傷病なし 21 7.62 6.42 0 46.24 0.00%
1.誤嚥性肺炎
嚥下機能が衰えた高齢者や,脳血管疾患などで嚥下筋に障害がある患者さんなどに起きる肺炎です。食事の際に食物をむせてしまい,その結果異物が入った肺に炎症が起こります。近年の高齢化社会の中で,とみに増加している疾患です。治療は主として抗菌薬の投与・必要に応じて酸素吸入などを行います。当院では地域の基幹病院として,近隣にご在住の誤嚥性肺炎の患者さんは積極的に受け入れております。治療後にご病状が落ち着きましたら誤嚥の再発防止策を行い,自宅・老人ホームなどの施設へお戻りいただく手伝いをさせていただきます。

2.肺の悪性腫瘍
喫煙・大気汚染など様々な要因により,肺に生じる悪性の腫瘍(がん)です。高齢化社会とともに患者数が増えており,現在日本人で最も多いがんです。初期は無症状のことが多いので,早期発見には検診が重要です。病気が進行すると咳嗽・血痰・呼吸困難や転移した臓器に基づく症状(例:骨転移による疼痛など)が生じます。治療法には手術・放射線治療・化学療法(抗がん剤)があります。当院には呼吸器外科がありませんので,手術が可能な症例は近隣の病院に紹介しております。手術以外の治療は当院での施行が可能です。個々の患者さんのご病状に合わせて適切な治療介入を導入することにより,患者さんの生活の質の向上に努めております。

3.肺炎
肺炎は若年者から高齢者まで幅広い年齢層の患者さんが罹患されています。主として空気中に漂う病原菌が呼吸により肺内に吸い込まれることにより感染が成立します。高齢化社会の到来とともに,高齢者の死因として現在も増加傾向にあります。抗菌薬の点滴が治療の中心となります。当院では発症当日,予約なしですぐにCTが撮影できます。加えて喀痰の顕微鏡検査なども当日中に速やかに行うことができますので,迅速に診断して治療を開始することが可能です。そのため平均在院日数は全国平均を下回っています。また、65歳以上の高齢者を対象に肺炎球菌ワクチンの接種も行っています。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
140010x199x00x 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 102 6.75 6.18 0 0.00 0.00%
080270xxxx0xxx 食物アレルギー 手術・処置等1なし 99 1.04 2.62 0 7.93 0.00%
0400801199x00x 肺炎等 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 34 5.18 5.79 0 4.76 0.00%
040090xxxxxx0x 下気道感染症(その他)副傷病なし 29 5.59 6.02 0 1.21 0.00%
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2なし 副傷病なし 29 4.83 6.42 0 5.28 0.00%
1.妊娠期間短縮、低出生体重に関する障害
妊娠期間が37週未満の早産児や出生時体重が2,500g未満の低出生体重児は,低血糖,呼吸障害,病的黄疸などを起こすことが多く,小児科管理入院としています。平成27年度に比べ小児科管理入院の新生児数が増加した要因として,当院での全体分娩件数が増加したことや, 妊娠糖尿病や高血圧,甲状腺疾患合併妊娠など新生児に障害を起こす危険性の高い分娩(ハイリスク分娩)が増加したことが考えられます。

2.食物アレルギー
食物アレルギーとは,食物によって引き起こされる体にとって不利益な免疫反応です。確定診断は経口負荷試験(疑わしい食物を食べてみる検査)によりますが,危険性の高い場合は入院して検査を行っています。また,既に診断がついている小児でも,原因となる食物を誤って摂取してしまうと皮膚,呼吸器,消化器,アナフィラキシーショックまで多彩な症状をきたし,その治療のために入院が必要となる場合もあります。危険性の高い経口負荷試験は,限られた専門施設でしか行うことができないため,平成28年度は前年度より増加しています。当科では,他に短期滞在手術等基本料3を算定している件数も含めると,平成28年度は478件でした。

3.肺炎等
細菌,ウイルス,マイコプラズマなどの病原体が肺や気管支に感染し炎症を起こす病気です。当科には気管支喘息で通院中の小児が多いため,これまでも気管支喘息に肺炎や気管支炎を合併し入院する件数が多くありましたが,平成28年度は平成27年度の約半数に減少しました。その要因は,乳幼児期の予防接種の普及やRSウイルスやマイコプラズマの流行状況などに影響されたためと考えられます。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060040xx99x60x 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2-6あり 副傷病なし 61 3.98 4.41 0 65.20 0.00%
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 53 7.60 7.61 0 62.57 0.00%
060035xx99x00x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 50 3.78 7.20 0 77.66 0.00%
060102xx99xxxx 穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 35 6.74 7.89 0 68.51 0.00%
060035xx01000x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 29 13.28 15.92 0 71.59 0.00%
当科が扱う疾患は,ヘルニア,胆石症などの良性疾患から大腸がん,胃がんなどの悪性疾患まで幅広く,対象とする臓器は,胃・大腸・肝・胆・膵・乳腺と広範囲にわたっています。手術の特徴としては,低侵襲手術としての腹腔鏡下手術や内視鏡治療を積極的に行っています。
また,当科では手術だけでなく,診断から手術,術後のフォローアップ,化学療法までを一貫して行っています。特に手術前後の抗がん剤治療には力を入れており,根治的手術の達成,再発リスクの減少を目指しています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160620xx01xxxx 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。)腱縫合術等 132 13.37 11.91 0 26.22 0.00%
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。)人工関節再置換術等 100 26.56 24.42 0 65.99 0.00%
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。)人工関節再置換術等 74 33.31 26.26 0 75.77 0.00%
070050xx97xxxx 肩関節炎、肩の障害(その他) 手術あり 70 24.56 25.65 0 68.59 0.00%
160720xx01xx0x 肩関節周辺の骨折脱臼 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿等 副傷病なし 46 9.54 14.19 0 39.83 0.00%
当科では,膝前十字靭帯損傷に対する関節鏡下靭帯再建術,変形性股関節症に対する人工股関節置換術,変形性膝関節症に対しての人工膝関節置換術を数多く行っています。サッカー,ラグビーや柔道などのスポーツ選手での膝前十字靭帯損傷例が多く,関節鏡下での低侵襲の靱帯再建手術を行うと共に計画的な術後リハビリテーションを行うことにより,短期間での競技復帰を可能としております。股関節の軟骨がすり減り,股関節を構成する骨にも変形が生じると,痛みのため歩行が困難となり日常生活にも支障をきたします。人工股関節置換術を行うことにより痛みから解放され,股関節の動きもよくなり,痛みなく歩行可能となります。膝関節の軟骨がすり減って変形が著明となり歩行困難となる変形性膝関節症に対しても,人工膝関節置換術を行うことにより膝関節の変形が改善し,痛みなく歩行可能となります。
形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080007xx97xxxx 皮膚の良性新生物 その他の手術あり 10 3.70 6.42 0 52.10 0.00%
070010xx010x0x 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術等 手術・処置等1なし 副傷病なし - - 5.94 - - -
050180xx97xxxx 静脈・リンパ管疾患 その他の手術あり - - 3.34 - - -
100100xx97x1xx 糖尿病足病変 手術あり 手術・処置等2あり - - 49.25 - - -
160200xx0200xx 顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む。)鼻骨骨折整復固定術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし - - 5.80 - - -
当科では顔面をはじめとした体表面の変形,腫瘍を幅広く治療しています。入院病名では骨軟部・皮膚両性腫瘍,下肢静脈瘤が上位となります。表にはありませんが、臨床症状的には下腿・足の難治性潰瘍が最多となります。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120140xxxxxxxx 流産 50 2.22 2.43 0 34.84 0.00%
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 29 9.97 10.05 0 46.03 0.00%
120200xx99xxxx 妊娠中の糖尿病 手術なし 28 3.00 6.05 0 34.07 0.00%
120170xx99x0xx 早産、切迫早産 手術なし 手術・処置等2なし 22 16.82 20.79 0 32.45 0.00%
120090xx97xxxx 生殖器脱出症 手術あり 21 9.90 9.44 0 72.19 0.00%
流産は一般的に全妊娠の約15%に見られ,当科においては年間を通じて症例数が最も多くなりました。子宮の良性腫瘍は,主に子宮筋腫、子宮腺筋症が対象になります。妊娠中の糖尿病は,妊婦検診中にブドウ糖負荷試験を行い診断されます。妊娠糖尿病と診断された場合は,治療方針を決めるため,日内血糖変動を見る目的で検査入院になります。血糖値によって食事療法を行うか,内科専門外来受診を経てインスリン療法を導入するかを決定します。
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030240xx01xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 扁桃周囲膿瘍切開術等 34 5.97 7.28 0 32.56 0.00%
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 31 6.58 5.24 0 64.13 0.00%
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 31 5.16 5.50 0 33.97 0.00%
030300xx99xxxx 声帯の疾患(その他) 手術なし 18 5.39 5.74 0 45.33 0.00%
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 17 6.94 7.47 0 56.59 0.00%
平衡機能障害(めまい)や急性扁桃炎,扁桃周囲膿瘍など,起立困難や経口摂取困難な状況からの脱水を伴い,救急搬送や近医からの入院要請による入院患者さんが多くを占めます。めまいには内耳性めまいの他,脳梗塞や脳出血などの頭蓋内疾患,不整脈や出血に伴う貧血などの緊急性を要する病態もあり,それらとの鑑別や他科との連携が必要です。急性扁桃炎は扁桃腺の細菌やウイルスによる炎症疾患であり,細菌感染の多くは通院での内服加療で治癒しますが,内服薬では効果が得られず咽頭部痛や発熱が増悪する例,ウイルス感染のため症状の緩和のみの治療とならざるを得ず,経口摂取不良から脱水をきたした例,咽喉頭の浮腫を伴い呼吸苦を伴う例等では入院加療が必要となります。また,扁桃腺の周りに膿が貯まり,開口障害や嚥下障害,呼吸苦を伴う扁桃周囲膿瘍では,入院の上,外科的処置(切開排膿術)を要します。こうした急性期病態に対しても、当院では積極的に対応しております。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 71 7.92 8.96 0 65.89 0.00%
080011xx99xxxx 急性膿皮症 手術なし 58 11.02 11.97 0 63.12 0.00%
080140xxxxx2xx 炎症性角化症 手術・処置等2-2あり 10 2.00 2.84 0 40.30 0.00%
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1なし 10 4.00 4.28 0 51.30 0.00%
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし - - 8.78 - - -
当科では皮膚腫瘍や皮膚炎など,ほぼ全ての皮膚疾患に対応しております。蜂窩織炎,丹毒などの急性膿皮症や,帯状疱疹の中で内服治療では難治で合併症の恐れがある場合は入院加療としています。皮膚腫瘍については,大きさ・部位により必要と判断された場合,入院にて外科的治療を行っています。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
11012xxx020x0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術等 手術・処置等1なし 副傷病なし 225 4.76 5.83 0 57.59 0.00%
110070xx02020x 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1なし 手術・処置等2-2あり 副傷病なし 100 7.75 7.85 0 72.79 0.00%
110420xx97xx0x 水腎症(その他) その他の手術あり 副傷病なし 81 4.10 5.33 0 66.98 0.00%
110080xx01x0xx 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし 73 14.19 13.39 0 68.62 0.00%
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし 46 6.35 12.43 0 69.11 0.00%
当科の症例で最も多いのは,尿路結石に対する内視鏡治療です。主にレーザーを用いた結石破砕で尿路の閉塞を解除します。2番目は,膀胱がんに対する内視鏡による経尿道的切除術です。また3番目は,尿路の閉塞をきたした水腎症に対して行う治療です。水腎症は尿路感染や激しい痛み,腎機能障害を引き起こすので,緊急で対応することが多い疾患です。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1-1あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 206 3.17 3.06 0 66.77 0.00%
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1-なし、1,2あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 130 4.10 4.71 0 69.00 0.00%
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 82 16.65 17.95 0 80.00 0.00%
050030xx97000x 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞 その他の手術あり 手術・処置等1-なし、1あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 72 10.36 13.02 0 68.93 0.00%
050050xx99200x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1-2あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 40 3.30 3.22 0 67.73 0.00%
心臓は、全身に血液を循環させるポンプの働きをしている臓器です。狭心症や心筋梗塞では,心臓に栄養や酸素を供給している冠動脈という血管が動脈硬化により狭窄(血管が狭くなる)や閉塞(血管が詰まる)を起こして血液の流れが悪くなり,心臓に栄養や酸素を十分に送り届けることができなくなる疾患です。狭心症は,心臓の筋肉の血流不足によって胸苦しさや息苦しさが出現し,そして心臓の筋肉に血流が行かなくなった状態が急性心筋梗塞であり,心臓のポンプ機能が低下し,命に関わる危険な疾患で緊急治療が必要です。当院は,東京都CCUネットワーク加盟施設として24時間体制で狭心症や急性心筋梗塞に対するカテーテル検査や治療を行っております。
腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110290xx99x00x 急性腎不全 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 12 9.92 14.60 0 77.83 0.00%
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2なし 副傷病なし - - 8.87 - - -
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし - - 12.43 - - -
110280xx99000x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし - - 12.84 - - -
110260xx99x0xx ネフローゼ症候群 手術なし 手術・処置等2なし - - 22.67 - - -
当科に入院する症例で最も多いのは,何らかの理由により突然腎機能が低下してしまう(急性腎障害)症例です。症例ごとに原因を検索し,適切な対応をとって腎機能障害の改善を図っていきます。2番目に多いのは、慢性腎臓病の進行によるものです。透析の導入が必要になる症例について必要に応じて入院加療を行い,適切な処置を行っています。また腎機能障害をもともと有している症例は感染症などの合併症を呈することも多く,尿路を中心として慢性腎臓病を基礎に持つ患者の各種合併症などについても,当科で対応できるものについては適宜入院加療対応を行っています。
血液内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
130030xx99x40x 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2-4あり 副傷病なし 25 16.36 16.83 0 68.84 0.00%
130060xx97x40x 骨髄異形成症候群 手術あり 手術・処置等2-4あり 副傷病なし 20 25.70 21.92 0 78.90 0.00%
130010xx97x2xx 急性白血病 手術あり 手術・処置等2-2あり 18 49.00 41.96 0 69.61 0.00%
130030xx97x2xx 非ホジキンリンパ腫 手術あり 手術・処置等2-3あり 18 29.80 60.00 0 64.78 0.00%
130060xx97x00x 骨髄異形成症候群 手術あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 13 19.15 15.76 0 78.23 0.00%
当院の入院症例は,悪性リンパ腫,白血病,骨髄異形性症候群などの悪性疾患が多くを占めます。初回の化学療法は,副作用や効果を把握するため入院加療が原則となります。悪性リンパ腫は2コース目から外来通院加療となり,白血病は完全寛解(正常造血能回復,白血病細胞の駆逐)を目指します。また骨髄異形成症候群は病勢悪化傾向のある症例への脱メチル化剤の導入や輸血,感染症治療など支持療法も行い,外来通院に繋げます。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 副傷病なし 39 9.54 11.06 0 73.69 0.00%
150010xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等2なし 22 5.09 5.50 0 53.32 0.00%
060102xx99xxxx 穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 17 6.76 7.89 0 65.53 0.00%
060035xx99x00x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 15 4.67 7.20 0 79.93 0.00%
060350xx99x00x 急性膵炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 14 7.79 11.84 0 46.07 0.00%
当院に入院する患者さんの中でも最も多い病気は,総胆管結石症の治療症例です。胆汁の流れる道である胆管に結石ができて胆汁の流れが悪くなり,黄疸や細菌が感染して胆管炎を合併することがあり,腹痛の場所から単なる胃炎や胃潰瘍などと間違えられやすい病気です。胃薬では改善せず,悪化すると命にも関わることがあります。内視鏡的治療をまず優先して施行しています(ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)といいます)。胆管の出口を広げた上で結石を取り出したり,貯まった胆汁を流し出すチューブを入れることもあります。内視鏡的治療が困難な場合には,エコーを見ながら体の外から胆管や胆のうにチューブを入れて貯まった胆汁を流し出す方法(PTCD(経皮経肝的胆道ドレナージ)・PTGBD(経皮経肝的胆のうドレナージ))に切り替えたり,外科的な対応を考慮することがあります。
次に多い病気は,感染性の腸炎です。腸管出血性大腸炎であるO-157のような重篤な腸炎から,キャンピロバクター,サルモネラ,ビブリオなどの細菌やノロウイルスなどのウイルス性の腸炎など,原因は多岐に渡ります。下痢による脱水が進行し,嘔吐によって飲水ができない状態の患者さんが対象になります。補液による治療や(原因が細菌による場合は)適切な抗菌薬の選択を行い,場合によっては,エンドトキシン(毒素の)吸着という治療を行うこともあります。
3番目に多い病気は大腸の憩室炎/憩室出血です。憩室とは、(ポリープとは逆に)腸管にできた凹みで,無症状で経過することの方がむしろ多いですが,炎症(憩室炎)を起こすと,腹痛や発熱の原因となります。治療は、補液と抗菌薬(炎症の原因に細菌が関与するため)などで対応します。予後(その後の状況)は比較的良い病気で,穿孔したり膿瘍(うみ)のコントロールがつかずに手術に至るケースは少ないですが,繰り返す憩室炎の原因に大腸癌が関与していることもあるので,注意が必要です。憩室からの出血は,腹痛や発熱を伴わないことが多く,突然の下血で発症します。内視鏡的に止血を試みますが,観察時にすでに止血していることもあり,出血部位の特定に難渋することもしばしばあります(再出血することも少なくありません)。重症化することはまれですが,出血量によっては輸血を行ったり,内視鏡的に止血が困難な場合には,カテーテル治療を行うこともあります(出血している部位の血管を詰めて塞ぐことで出血を止める治療)。抗凝固薬(心筋梗塞や脳梗塞などの予防のための血をさらさらにする薬)が効き過ぎて出血しやすくなっているケースでは,この薬の中止や減量で症状が改善することもあります。
糖尿内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
100070xx99x100 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) 手術なし 手術・処置等2-1あり 副傷病なし 85歳未満 40 12.55 14.61 0 64.23 0.00%
100070xx99x000 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 85歳未満 13 9.46 11.48 0 60.54 0.00%
100071xx99x100 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全あり。) 手術なし 手術・処置等2-1あり 副傷病なし 85歳未満 12 13.83 14.91 0 70.67 0.00%
100071xx99x110 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全あり。) 手術なし 手術・処置等2-1あり 副傷病あり 85歳未満 12 14.25 16.40 0 70.75 0.00%
100040xxxxx00x 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 手術・処置等2なし 副傷病なし - - 13.78 - - -
当科では,2型糖尿病患者さんの教育入院,血糖コントロール目的の入院が圧倒的に多くなっております。他にも1型糖尿病や妊娠糖尿病など,あらゆるタイプの糖尿病の入院診療に対応しており,また数は多くないもののケトアシドーシス,シックデイ(糖尿病患者が発熱,下痢,嘔吐をきたし,または食欲不振のため食事ができないとき)など急性合併症で入院される方も毎年おられます。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
  Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明 再発
胃癌 24 12 32 43 11 13
大腸癌 23 36 50 115 15 124
乳癌 - 14 - - - -
肺癌 - - 13 27 - -
肝癌 0 - - - - -
5大がんの中では大腸がんや胃がんなどの消化器がんが大半であり,前年度と比較して胃がんのStageⅠ・Ⅳが増加傾向にあります。病期では,StageⅢ・Ⅳの進行がんが7割強を占めています。手術・抗がん剤・放射線治療等、集学的治療を行うと共に,低侵襲性手術としての腹腔鏡下手術や内視鏡治療を積極的に行うことで在院日数を短縮し,その上で再発リスク減少を目指します。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
肺炎重症度 患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 20 8.90 52.30
中等症 144 20.26 79.57
重症 24 22.88 81.04
超重症 - - -
不明 - - -
症例数では中等症を示す重症度1,重症度2の割合が多く,全体の75%を占めております。前年度と比較すると重症度1・2・3の何れにおいても患者数は倍以上に増加しております。入院の契機となった疾患が肺炎ではなく,入院後に肺炎を併発あるいは重篤化したため,最終的に肺炎がDPCの評価病態とした患者数の増加によると考えます。平均年齢は,軽症である重症度0は50歳代,中等症(重症度1・2)は80歳代,重症(重症度3~)は80歳代となっており,成人市中肺炎の高齢になるほど重症化し易い傾向は変わりません。平均在院日数は,肺炎重症度のみならず合併症等の背景因子も影響しますが,今年度では,特に重症度0・1では短縮しました。治療は急性呼吸不全の管理,適切な抗菌薬投与が中心です。重症例では酸素呼吸や人工呼吸管理(人工呼吸器,NPPV,ネイザル・ハイフロー等)が必要となることもあります。
脳梗塞のICD10別患者数等ファイルをダウンロード
ICD10 傷病名 発症日から 患者数 平均
在院日数
平均年齢 合計転院 転院率
G45$ 一過性脳虚血発作および関連症候群 3日以内 0 0 0 0 0
その他 - - - - -
G46$ 脳血管疾患における脳の血管(性)症候群 3日以内 0 0 0 0 0
その他 0 0 0 0 0
I63$ 脳梗塞 3日以内 0 0 0 0 0
その他 10 19.8 74.3 - -
I65$ 脳実質外動脈の閉塞性および狭窄、脳梗塞に至らなかったもの 3日以内 0 0 0 0 0
その他 0 0 0 0 0
I66$ 脳動脈の閉塞および狭窄、脳梗塞に至らなかったもの 3日以内 0 0 0 0 0
その他 0 0 0 0 0
I675 もやもや病<ウイリス動脈瘤輪閉塞症> 3日以内 0 0 0 0 0
その他 0 0 0 0 0
I679 脳血管疾患、詳細不明 3日以内 0 0 0 0 0
その他 0 0 0 0 0
平成28年度脳虚血性疾患は,脳梗塞(その他)が10人となっております。当院では神経内科医の常勤医が不在であるため,脳梗塞等の診断後は速やかに脳血管内治療専門医の常駐する基幹病院との連携をはかり,対応しております。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
合計
転院
平均年齢 転院率
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 - - - - - -
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 - - - - - -
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) - - - - - -
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) - - - - - -
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) - - - - - -
当科入院中に,総胆管結石症に伴う胆管炎や下肢の深部静脈血栓症,冠動脈疾患を併発した際には,消化器内科や循環器内科と連携をとり,内視鏡的総胆管結石除去術や血管内治療・ステント留置術等を遅滞なく行っております。
アレルギー科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
合計
転院
平均年齢 転院率
K6182 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) - - - - - -
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) - - - - - -
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 - - - - - -
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) - - - - - -
- - - - - - - -
1.中心静脈埋め込み型カテーテル設置
人工呼吸器を必要とするような呼吸不全患者さんなど長期に経口にて食事が摂れない場合に,静脈内に高カロリーの点滴(輸液)をする際に行う処置です。左右どちらかの鎖骨の下の皮下に小さなボタン型の装置を埋め込みます。点滴の針はその部分から挿入します。肺がんの治療などで定期的に抗がん剤の点滴が必要な際にも用いることがあります。腕などからの点滴に比べて患者さんの負担が少なく良好なQOL(生活の質)が期待できます。

2.胃瘻造設術
高齢・脳血管障害・パーキンソン病などが原因で食べた物をむせてしまう患者さんに,十分な栄養を補給させていただくために選択することがある手術です。胃カメラにて胃の場所を確認後に腹壁の皮膚を消毒・局所麻酔して専用の管を体外から胃の中まで通します。これで液体型の栄養剤をむせることなく胃まで流し込むことができます。誤嚥性肺炎の予防効果が期待できますが,最近は延命治療の一環として必要性の有無を十分に検討してから行われる傾向にあります。

3.内視鏡的胆道ステント留置術
胆石や腫瘍などで胆管が狭窄・閉塞した患者さんに行う内視鏡的手術です。胃カメラを十二指腸の胆管開口部まで差し込み、専用の管を胆管の狭くなっている部位に置いてきます。術後は胆汁がスムーズに流れるようになり黄疸の改善が認められます。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
合計
転院
平均年齢 転院率
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 164 0.33 1.04 0.00 71.74 0.00%
K6335 鼠径ヘルニア手術 80 1.51 3.08 0.00 66.19 0.00%
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 68 2.10 5.10 0.00 62.68 0.00%
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 39 0.49 1.56 0.00 66.90 0.00%
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 28 2.75 10.32 0.00 70.64 0.00%
腹腔鏡下手術は,腹部に5~12mm程度の穴を数か所開けて,そこから腹腔鏡(内視鏡の一種)や鉗子など専用の手術器具を挿入し,モニターに映し出される画像を見ながら手術を行う方法です。切除した検体は,多くの場合臍の創を数cm拡大し摘出します。通常の開腹手術よりも患者の身体的負担が少なく,回復も早く,低侵襲です。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
合計
転院
平均年齢 転院率
K0821 人工関節置換術(股) 109 3.19 23.37 0.00 66.28 0.00%
K080-41 関節鏡下肩腱板断裂手術(簡単) 84 1.63 20.77 0.00 66.31 0.00%
K0821 人工関節置換術(膝) 75 2.04 31.43 0.00 75.68 0.00%
K079-21 関節鏡下靱帯断裂形成手術(十字靱帯) 70 1.34 15.49 0.00 23.43 0.00%
K0483 骨内異物(挿入物を含む)除去術(下腿) 68 1.07 3.00 0.00 35.41 0.00%
股関節の軟骨がすり減り,股関節を構成する骨にも変形が生じると,痛みのため歩行が困難となり日常生活にも支障をきたします。人工股関節置換術を行うことにより痛みから解放され,股関節の動きもよくなり,痛みなく歩行可能となります。膝関節の軟骨がすり減って変形が著明となり歩行困難となる変形性膝関節症に対しても,人工膝関節置換術を行うことにより膝関節の変形が改善し,痛みなく歩行可能となります。肩の障害では肩腱板断裂が多くみられます。関節鏡下での低侵襲手術により断裂した腱板を修復すると,肩周囲の痛みが消退し,腕がスムーズに上がるようになります。
形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
合計
転院
平均年齢 転院率
K0301 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(躯幹) 11 1.09 3.09 0.00 49.45 0.00%
K6171 下肢静脈瘤手術(抜去切除術) 13 5.92 7.54 0.00 66.46 0.00%
K0053 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径4cm以上) - - - - - -
K0842 四肢切断術(足) - - - - - -
K013-22 全層植皮術(25cm2以上100cm2未満) - - - - - -
当科の入院手術は,体表面の変形,皮膚腫瘍・潰瘍を主として幅広く行っています。症例数の上位は良性の皮膚・軟部腫瘍切除,下肢静脈瘤のストリッピング術です。2016年に3cm程度の小さな良性腫瘍は外来手術で216件行いましたが,大きな場合などは入院して26件行いました。静脈瘤のストリッピング術は,難治性となった下腿静脈うっ滞性潰瘍の治療が主です。また,重症下肢虚血・糖尿病性足潰瘍に伴う足切断・腐骨摘出は循環器内科入院中に行うことが多いため上記リストに含まれませんが,19例と上位になります。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
合計
転院
平均年齢 転院率
K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 46 1.41 9.07 0.00 34.54 0.00%
K9091 流産手術(妊娠11週まで) 40 1.05 0.18 0.00 34.93 0.00%
K8981 帝王切開術(緊急帝王切開) 37 0.78 9.11 0.00 34.84 0.00%
K877 子宮全摘術 33 0.97 7.94 0.00 46.73 0.00%
K893 吸引娩出術 30 0.80 5.80 0.00 32.90 0.00%
当科でのここ数年の帝王切開数は,年間総分娩数に対してほぼ2割で推移しております。今年度も分娩数400件越えに対し帝王切開数は83件で例年通りの割合でした。帝王切開の内訳は,初めから予定(選択帝王切開)されたものと,経腟分娩の経過中に緊急帝王切開に切り替わったものと2通りあり,それぞれの件数を呈示しました。分娩目的入院以外では,流産がこれらに続きます。
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
合計
転院
平均年齢 転院率
K368 扁桃周囲膿瘍切開術 34 0.06 4.91 0.00 32.56 0.00%
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 26 1.12 6.38 0.00 18.69 0.00%
K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術4型(汎副鼻腔手術) 10 1.40 4.60 0.00 62.30 0.00%
K309 鼓膜(排液、換気)チューブ挿入術 - - - - - -
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) - - - - - -
扁桃周囲膿瘍での入院加療を目的とした紹介受診数を反映し,扁桃周囲膿瘍切開術の件数が多い傾向にあります。急性扁桃炎にて入院加療が必要となるケースも多く,扁桃炎を繰り返す例や,扁桃肥大に起因する閉塞性睡眠時無呼吸症候群や小児の鼾に対して,手術適応を検討した上での口蓋扁桃摘出術を行っております。また,鼻副鼻腔疾患,特に慢性副鼻腔炎や副鼻腔真菌症などに対しては,従来からより安全にかつ効率的に手術を行うため,内視鏡下での操作を行っております。術後の鼻内のガーゼ抜去に伴う疼痛を軽減すべく,医療用剤(ソーブサン)を工夫しております。術後入院期間は,短縮傾向にあります。
皮膚科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
合計
転院
平均年齢 転院率
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) - - - - - -
K0063 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6cm以上12cm未満) - - - - - -
K0062 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm以上6cm未満) - - - - - -
K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm以上4cm未満) - - - - - -
K0051 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm未満) - - - - - -
皮膚腫瘍の種類は数多く,それぞれ性質は異なります。当科では豊富な臨床経験をもとに,画像検査や組織検査などを加えて正確な診断を行い,皮膚悪性腫瘍については必要かつ最小限での外科的治療を施行します。術後の合併症の恐れがあると判断された場合は入院で行います。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
合計
転院
平均年齢 転院率
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 239 1.11 2.83 0.00 58.09 0.00%
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 151 0.83 3.58 0.00 68.01 0.00%
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 129 1.26 5.51 0.00 72.67 0.00%
K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いる) 69 1.33 11.86 0.00 68.51 0.00%
K768 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術 51 0.02 1.00 0.00 49.14 0.00%
尿路結石治療は,ファイバー尿管鏡とHo-YAGレーザーを用いた破砕術とバスケット鉗子を用いた抽石術以外に,体外衝撃波破砕術も行っています。経尿道的尿管ステント留置術は主に尿路結石や悪性腫瘍等が原因となる水腎症,敗血症や疝痛発作の際に,腎機能を保護するために体の内部(尿路)にステントを留置します。3番目の表在性膀胱がんに対する内視鏡治療は,膀胱内注入療法と併せた根治的治療です。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
合計
転院
平均年齢 転院率
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 143 2.58 3.31 0.00 70.43 0.00%
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 78 2.78 10.64 0.00 74.77 0.00%
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) 56 0.02 15.50 0.00 66.66 0.00%
K596 体外ペースメーキング術 33 2.03 3.27 0.00 70.21 0.00%
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) 30 0.27 14.50 0.00 71.07 0.00%
狭心症や心筋梗塞では心臓に栄養や酸素を供給している冠動脈という血管が,動脈硬化により狭窄(血管が狭くなる)や閉塞(血管が詰まる)を起こして血液の流れが悪くなり,心臓に栄養や酸素を十分に送り届けることができなくなります。治療は,この狭窄ないしは閉塞した動脈を再度広げ,十分な血流を回復させることが必要となります。また手や足の血管が同様に狭窄や閉塞を起こして血流が悪くなることで,手足が痛くなったり,冷たくなったり,傷ができてしまう末梢動脈疾患や重症下肢虚血といった疾患も循環器領域の重要な疾患です。これらに対する治療として,手や足の付け根からカテーテルという管を挿入し,バルーンという風船で血管を拡張したり,ステントという金網を留置して血流を回復させるカテーテル治療を行っています。当院は狭心症や心筋梗塞に対するカテーテル治療は年間300件を越え,下肢動脈に対するカテーテル治療は年間100件超を越える状況であり,共に良好な治療成績を得ております。
腎臓内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
合計
転院
平均年齢 転院率
K610-3 内シャント設置術 14 4.64 7.21 0.00 71.57 0.00%
K616-4 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 - - - - - -
K6072 血管結紮術(その他) - - - - - -
K607-3 上腕動脈表在化法 1 48.00 33.00 0.00 74.00 0.00%
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 1 14.00 34.00 0.00 75.00 0.00%
当科では,血液透析の導入が必要になった症例に対して,自己血管を用いた内シャント造設術を施行しております。低心機能や自己血管が退廃しているなどで自己血管による内シャント増設が困難である場合は,上腕動脈の表在化や透析用カテーテルの留置を行っております。一方,シャントトラブルが生じた場合には,狭窄した血管を拡張させる経皮的シャント拡張術や不要なシャントを閉鎖する血管結紮術などを施行しております。
血液内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
合計
転院
平均年齢 転院率
K9212ロ 造血幹細胞採取(末梢血幹細胞採取)(自家移植) - - - - - -
K6182 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) - - - - - -
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) - - - - - -
K722 小腸結腸内視鏡的止血術 2 12.00 62.00 0.00 80.00 0.00%
K682-3 内視鏡的経鼻胆管ドレナージ術(ENBD) 2 43.50 15.50 0.00 84.00 0.00%
自己末梢血幹細胞移植
血液を構成する白血球,赤血球,血小板の全ての細胞を作り出す源の細胞を造血幹細胞と言います。造血幹細胞は主に骨髄中に含まれますが僅かに末梢血中にも存在し,抗がん剤療法や造血因子使用後に末梢血でも増量します。抗がん剤療法後の末梢血造血幹細胞が増えている一定の時期に,血液から血液分離装置を介して末梢血造血幹細胞を分離採取し,凍結保存します。白血病や悪性リンパ腫治療において抗がん効果をより高めるために抗がん剤を大量に使用することが求められるケースでは,その際の骨髄抑制副作用も増大することから生命に影響することが予測されます。こうした副作用軽減を目的に,凍結保存しておいた自己末梢血造血幹細胞を移植(輸血)する方法です。当院でも自己末梢血幹細胞採取が可能となり,治療適応を考慮しつつ行っております。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
合計
転院
平均年齢 転院率
K7211 内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 150 0.57 1.08 0.00 68.07 0.00%
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみ) 29 3.31 5.93 0.00 74.31 0.00%
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 27 6.07 12.04 0.00 78.44 0.00%
K722 小腸結腸内視鏡的止血術 15 2.47 6.27 0.00 70.07 0.00%
K682-3 内視鏡的経鼻胆管ドレナージ術(ENBD) - - - - - -
当科で最も多い手術(内科的処置)は、大腸の内視鏡的ポリープ・粘膜切除術です。観察時には色素内視鏡や拡大内視鏡でポリープの質的診断を行い,切除の適応を決定します。心筋梗塞や脳梗塞・不整脈などで抗血栓薬内服中の患者さんも多く,出血の危険性が高いケースも柔軟に対応しています。
次に多いのが、内視鏡的乳頭切開術です。総胆管結石などの症例で施行します。胆汁の出口の狭い部分(十二指腸乳頭)を切って広げることで,石を出しやすくします。その後に石を掻き出します。出血や穿孔・膵炎などの危険性もありますが,当科では重大な合併症は少なく,安全に施行しております。
3番目に多いのが,内視鏡的胆道ステント留置術です。胆道(胆汁の流れ道)の閉塞を来した症例(またはその予防)に対して行われますが,総胆管結石や慢性膵炎などの良性疾患,肝胆膵の悪性疾患(がん)なども対象となります。良性疾患では安価で着脱可能なプラスチックステントが,がんでは診断がつくまで(または手術までの減黄目的の症例)はプラスチックステントを,診断がついた後で恒久的な減黄が必要な症例は金属ステントを留置します。特に,化学療法を施行する肝胆膵のがんの症例では,化学療法中の胆管炎合併は致死的になり得るため,胆道ドレナージ(感染胆汁を排出すること)を適切に行うことが前提であり,胆道ステント留置により,安全に化学療法を継続することが可能となっています。複数本の留置や複雑な症例にも対応しています。
糖尿内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
合計
転院
平均年齢 転院率
K0501 腐骨摘出術(大腿) - - - - - -
K6182 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) - - - - - -
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 - - - - - -
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) - - - - - -
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) - - - - - -
当科単独での外科的治療は行っておりませんが,糖尿病の合併症として下肢の骨髄炎,壊疽,血栓症などで手術が必要になる患者さんは少なくなく,院内他科に依頼して手術を行うこともあります。また、高齢者の増加により栄養状態不良で入院してくる患者さんも見られており,中心静脈栄養を行うためのカテーテルが必要になる場合もあります。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 同一区分 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 01_同一 - -
02_異なる 21 0.25%
180010 敗血症 01_同一 12 0.14%
02_異なる 33 0.39%
180035 その他の真菌感染症 01_同一 - -
02_異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 01_同一 60 0.71%
02_異なる 11 0.13%
播種性血管内症候群は,感染症,悪性腫瘍,産科的疾患など,何らかの基礎疾患があって生じるが,平成28年度では発生率0.25%(前年度0.40%)と減少傾向を示しました。その基礎疾患としては,尿路結石からの急性腎盂腎炎や急性骨髄性白血病などの血液腫瘍が挙げられ,DIC治癒率は83%でした。
敗血症の発生率は0.53%で,前年とほぼ同数でした。原因としは尿路感染症が約40%と多く,これらは予後良好でしたが,その他,血液腫瘍や消化器がん,心筋梗塞などの重篤な基礎疾患を伴う場合は予後不良でした。
その他の真菌感染症は,平成28年度も10名未満であり,上記一覧には記載がありません。
手術・処置等の合併症が71例(0.84%)と前年度比で微増でした。人工関節置換術の緩みや脱臼,胆管・冠動脈・尿管ステント・透析シャントの狭窄といった経年的変化に対して入院加療を要した29例が大半を占めておりました。平成28年度より腎臓病内科による透析導入が開始となり,透析シャント狭窄治療を目的とする紹介が増えております。内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除などによる術後出血が13例に認められましたが,何れも軽微なものでクリッピングや経過観察にて止血可能でした。
更新履歴
2017/09/29
平成28年度臨床指標
2016/09/30
平成27年度臨床指標