泌尿器科臨床研修プログラム

一般目標

高齢者が増加する現在、排尿昨日に関する症例も多くなっている。そこで医師として最低限必要な尿路の診断、治療、管理法を習得する。

行動目標

尿路性器の悪性腫瘍の中で特に前立腺癌の増加が著しいのでその診断法を修得し、治療法を理解する。尿路結石症も頻度の高い疾患で泌尿器科における救急疾患の一つである。他の泌尿器の救急疾患も含めてその診断と応急処置を修得する。腎後性腎不全の診断とその治療法を修得する。副腎と男性生殖器も泌尿器科領域であり、その内分泌機能の診断治療に関しての理解を深める。

経験目標

  1. 尿路症状、性機能等に関した問診
    外来見学:1日/週
    新入院症例:病歴聴取(症例数は適宜)後に病棟責任者のチェックを受ける。
    ※ 国際前立腺症状スコアー、QOL、ED Sore 等の理解
  2. 理学的所見の取り方
    外来見学:1日/1週
    新入院症例:病歴聴取(症例数は適宜)後、病棟責任者とともに再検
    ※ 前立腺の触診、腎の触診はなるべく多く。
  3. 画像診断
    レントゲンカンファレンス:1回/週
    尿路造影:透視室での排泄性尿路造影、逆行性尿路造影は2日/週
    手術室での逆行性尿路造影は2日/週
    入院症例の画像検査:2回/週の回診の際、提示
    ※開放手術の対象症例に関しては術前に受け持ち医とともに術前画像検査を検討し、手術にはいり、実際の臓器の解剖学的位置や病変を確認する。
    尿路エコー、前立腺エコー:外来、病棟にてできるだけ多く受け持ち医、または責任者と行い、腎癌、腎嚢胞、水腎症、腎結石、尿管結石、膀胱癌、前立腺肥大症、前立癌所見を確実にとれる様になる。
  4. 腎機能検査:一般的なクレアチニンクリアランス、RI検査、尿生化学等と泌尿器科特有のカテーテルを用いた分腎機能検査などを理解する。
  5. 腎後性腎不全:腎後性腎不全の診断法を修得し、経皮的腎瘻造設法、Double J Stent留置、尿管皮膚瘻造設など実施の手技に参加する。尿閉の解除法も責任者とともに実際に施行する。
  6. Urodynamic Study:1/1週、外来にてウロフロメトリー、シストメトリー、残尿測定を責任者とともに実施する。
  7. 尿道鏡、膀胱鏡、尿管鏡、腎盂鏡:1/週は外来、2/週は手術室で検査に参加し、その所見と診断を実際に理解する。
  8. 尿路管理:様々なカテーテルを用いた尿路管理が有るので、まず、カテーテルの種類とその適応を修得し、その使用法を覚え、患者に説明できるようにする。また、尿路変更後の症例の尿路の管理も覚える。
  9. 手術:2/週、手術室にて見学、参加し、臓器摘出の基本ともいえる除精術を実際に責任者と実施する。また、尿路結石の代表的な治療であるESWLも責任者とともに実施する。泌尿器科的緊急手術はあまり多くないが膀胱タンポナーデや精巣軸捻転などのように強い症状があり、早急な解決が必要な場合が有るのでその際の診断法や治療法を覚える。
  10. 病診連携:他医よりの泌尿器科への紹介患者は多いのでどのような症状や検査結果をもとに紹介されてきたのか、また、どのような事をもとめられているのかを理解し、実際、泌尿器科で行われている検査や治療法を理解し、今後、自分で泌尿器科への紹介状を書く時にどうしたら良いのかを覚える。
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