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社会福祉法人 同愛記念病院

消化器内科人を対象とする医学系研究に関する情報公開

『消化器疾患の治療成績・予後に関する観察研究』へのご協力のお願い

同愛記念病院消化器内科では、消化器疾患の疫学や病態を調べることで原因を明らかにし、それらの科学的な根拠に基づいて、正しく診断し、より有効な治療方法を確立することを目的として、さまざまな研究を行っています。このような研究活動の基礎になるのが、実際に当科を受診され診療を行った患者さんの診療録(カルテ)の情報です。診療録に記録されている各種の臨床情報、検査結果、治療内容や経過などの医学情報は、病気の解明のために大変貴重なものです。

当科では、消化器疾患の早期成績(短期・直接治療効果、早期偶発症など)や長期成績(生命予後、再燃・再発率、長期偶発症など)について、日常診療で得られた情報(採血結果や画像検査結果など)を外来カルテおよび入院カルテから収集し、検討しています。対象となるデータは、問診内容や診察所見、投薬内容、疾患名、各種検査結果、処置内容など、通常診療の範囲内において記録されたデータです。この研究は、過去の診療記録を用いて行われますので、該当する方の現在・未来の診療内容には直接の影響を与えませんし、不利益を受けることもありません。解析にあたっては、氏名・生年月日・住所・電話番号・ID番号などの個人情報はすべて匿名化させていただき、その保護には十分配慮いたします。医学の発展のために、学会や学術論文などで研究成果を発表する際には、個人の特定が可能な情報はすべて削除いたします。

この研究に関して不明な点がある場合、あるいはデータの利用に同意されない場合には、以下にご連絡いただきたいと思います。なお、本研究は当院の倫理審査委員会の承認を得ております。また、この研究への参加をお断りになった場合にも、将来にわたり診療上の不利益を被ることはありません。

連絡先

〒130-8587
東京都墨田区横網2-1-11
同愛記念病院

電話
0570-200678
Fax
03-5608-3211
担当医師
消化器内科 手島 一陽

『AI(人工知能)を用いた内視鏡画像補助診断システムを利用した、上部消化管内視鏡検査に関する研究』へのご協力のお願い

最近めざましい進歩を遂げているAI(Artificial Intelligence:人工知能)は、医学・消化器領域の臨床にも応用されつつあります。上部消化管内視鏡(胃カメラ)検査では、早期胃がんの診断や胃ヘリコバクターピロリ感染診断などに関する学術論文が報告され、専門医と同等の精度での画像補助診断の実現が期待されています。

私たち同愛記念病院消化器内科・外科では、胃カメラ検査において、医師による診断を補助するためのAIを用いた画像診断システムを確立することを目的とした多施設共同研究に参加しており、通常の検査としてお受けいただく胃カメラ検査のデータを収集・解析しています。

検査をお受にいただくにあたり、通常の胃カメラ検査と比較して、新たなご負担は生じません。また、収集される内視鏡データはすべて匿名化し、当該AIシステムの開発元であるAIメディカルサービス(https://www.ai-ms.com/別ウィンドウ)において解析され、個人情報が特定されることはございません。学会や学術論文などで研究成果を発表する際にも、個人の特定が可能な情報は含まれません。

本研究は当院および日本医師会の倫理審査委員会の承認を得ております。この研究に関して不明な点がある場合、あるいはデータの利用に同意されない場合には、以下にご連絡いただきたいと思います。また、この研究への参加をお断りになった場合にも、将来にわたり診療上の不利益を被ることはありません。

連絡先

〒130-8587
東京都墨田区横網2-1-11 同愛記念病院

電話
0570-200678
Fax
03-5608-3211
主任研究者
消化器内科 手島 一陽

『ヒト・動物・環境からのA型及びE型肝炎ウイルス検出と塩基配列解析』に関するお知らせ

平素より私ども同愛記念病院の研究について、格別のご理解をいただき厚く御礼申し上げます。

当院では、東京大学医科学研究所と共同で標記の研究を行っており、患者さんの検査で残った試料(血清)及び診療情報を使わせていただいております。本研究に試料及び診療情報が使用されることを辞退されたい場合には、主治医にその旨ご連絡下さい。辞退の連絡を受けた場合、患者さんの試料及び診療情報を本研究の対象から取り除きます。辞退のお申し出により、不利益が患者さんに生じることはありませんのでご安心下さい。但し、辞退のご連絡を受けた時に、すでに研究成果が論文などで公表されていた場合は結果を廃棄できない場合もありますことをご了承下さい。

研究の目的と方法

A型肝炎ウイルス(HAV)とE型肝炎ウイルス(HEV)は経口感染により感染し、急性肝炎の原因となります。汚染された食品やそれを食した人の糞便を介して感染するため、時に集団発生も認められますが、多くは散発性に発生します。散発性発生例では、感染源は不明なことが多く、一般的に想定される食材等の摂取歴を伴わないものも少なくありません。また、発症例の一部には重症化が認められ、劇症肝炎から死亡に至る症例も存在しますが、その重症化の仕組み、危険因子等については、十分に解明されていません。そこで本研究では、急性A型もしくはE型肝炎と診断された患者さんの病初期に臨床上必要な検査をした後に余った血清から、ウイルスRNAを抽出・精製してウイルス遺伝子を解析します。また、原因不明の急性肝炎の患者さんにおいても、HAV・HEVの存在の有無を研究室レベルで確認し、存在すれば同様に遺伝子塩基配列を決定します。そのウイルスの起源を知り、感染経路を推測することで、将来の公衆衛生的な視点からの感染予防等に役立てます。更に、ウイルスの遺伝的多様性や病態との関連性についての知識を深化させ、重症化予防、ワクチン開発の一助となることを目指します。なお、試料及び診療情報は共同研究機関である東京大学医科学研究所に移送し(宅急便又は研究者が運搬にて)、そこでウイルスRNAを抽出・精製や遺伝子塩基配列を行いますが、患者さんを特定できる氏名等の個人情報は提供しませんのでご安心下さい。

対象となる患者さんとご協力いただきたいこと

対象となる患者さんは、急性A型もしくはE型肝炎と診断された患者さん、及び血清学的に診断がつかなかった急性肝炎の患者さんです。ご協力いただきたいことは、病初期に臨床上必要な検査をした後に余った血清、及び診療情報を本研究に利用させていただくことです。

個人情報の保護

試料及び診療情報は、当院にて匿名化され、どなたのものかわからない状態で研究に利用します。研究成果が学術目的のために論文や学会で公表されることがありますが、その場合も、患者さんの個人情報は厳重に守られますので、第三者に患者さんの個人情報が明らかになることはありません。

研究参加による利益・不利益

利益・・・
本研究にご協力いただくことで、患者さんに直接的に利益となるようなことはありませんが、感染症研究の進展につながることが期待できます。
不利益・・・
保存されている試料及び診療情報のみを用いるためご負担をおかけすることはありません。

本研究は、この研究を主導して実施している東京大学医科学研究所にて倫理審査委員会の承認を受け、同所及び当院長の許可を得て実施していることを申し添えます。本研究についてのご質問などは、下記の窓口までお問い合わせ下さい。また、本研究について詳しくお知りになりたい場合には、研究計画書等の資料をご覧いただけますので(但し、他の対象者等の個人情報や知的財産の保護等に支障がない範囲内で)、下記の窓口までご連絡下さい。

何とぞよろしくお願い申し上げます。

問い合わせ窓口

〒130-8587 東京都墨田区横網2-1-11
同愛記念病院

担当医師
消化器内科 手島 一陽
電話
0570-200678
Fax
03-5608-3211

『胆道閉塞に対する金属ステント留置術の有用性と安全性に関する検討』へのご協力のお願い

研究代表機関名

東京大学大学院医学部附属病院 消化器内科

共同研究機関

  1. 東京大学医学部附属病院 光学医療診療部
  2. 東京高輪病院 消化器内科
  3. 日本赤十字社医療センター 消化器内科
  4. JR東京総合病院 消化器内科
  5. 関東中央病院 消化器内科
  6. 東京警察病院 消化器内科
  7. 三井記念病院 消化器内科
  8. 埼玉医科大学総合医療センター 消化器・肝臓内科
  9. 同愛記念病院 消化器内科

研究期間

2019年11月~2023年 12月

研究の意義

胆汁が流れる胆管が腫瘍や胆石等により閉塞する状態は「閉塞性黄疸」 と呼ばれます。胆汁の排泄のために胆管に挿入し用いる管を「ステント」と呼びます。悪性疾患では、金属の材質のステントを用いることがあります。この金属ステントの開存期間、金属ステント留置術に伴う偶発症に影響する因子を解析することで、治療をより安全に行うことができます。

研究の目的

胆道閉塞に対する金属ステント留置術の有用性と安全性について検討します。

研究の方法

通常の診療でカルテに記録されている診療情報などのデータを収集して行います。患者さんに新たにご負担頂くことは特にありません。 当研究は多施設共同研究であり、共同研究機関のおける上記データは、東京大学医学部附属病院に、氏名・住所・生年月日などの個人情報はすべて匿名化させていただき、その保護には十分配慮いたします。集積されたデータは金属ステント留置術の偶発症、治療成功率や金属ステントの長期開存に関わる因子を解析するために使用され、研究成果を学会や学術論文などで発表する際には、個人の特定が可能な情報はすべて削除いたします。

この研究は、厚生労働省の「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」を守り、当院および研究代表機関である東京大学医学部倫理委員会の承認を得ており、当院および東京大学医学部附属病院の施設長の許可を受けて実施するもので、特に謝金はございません。
この研究に関して不明な点がある場合、あるいは診療情報の利用に同意されない場合には、主治医にお伝えいただくか、下記の連絡先までご連絡ください。ご本人が未成年もしくはお具合が悪い場合は、代わりにご家族からのご連絡でも構いません。また、この研究への参加をお断りになった場合にも、将来にわたり診療上の不利益を被ることはありません。

連絡先

〒130-8587
東京都墨田区横網2-1-11
同愛記念病院

電話
0570-200678
Fax
03-5608-3211
担当医師
消化器内科 渡邉 健雄

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